2026年7月28日(火)、ミセスユニバースジャパンコンテストを見学に行きました。場所はホテル椿山荘のホール。地下鉄の駅からえっほえっほと坂道を登っていきました。暑いし、坂道だしで、到着前に汗がドバドバになってしまいました。
椿山荘に着くと、観客で賑わっているかと思ったら、シーンとしていたので、場所を間違えたか?と不安になりましたが、ホテルマンに尋ねると、ちゃんとやっているということで、案内してもらいました。
私はミセスインターナショナルのコンテストしか見たことがないので、初の別コンテスト観覧です。今回はミセスインターナショナルとの違いを中心に記事を書いていきますね。どのコンテストが自分に合っているか?という判断基準にしてください。
今回のコンテストは女性と男性との合同コンテストとなりました。この点はミセスインターナショナルとミスターフェニックスの合同と似ていました。個人的には男女合同のほうが見ていて楽しいです。
観覧は食事(フルコース)をしながら
↑コンテストの様子を動画にまとめました。
ミセスインターナショナルは、ファッションショーを見る感じで、観客は椅子に座りコンテストを見ます。しかしミセスユニバースでは、丸テーブルに8人が座って、フルコース料理を食べながら観覧するスタイル。これには驚きました。観覧料はコース料理とドリンク込みで1人35,000円で投票権は1枚。VIPは57000円で投票権3枚。VVIP席は110,000円で投票権5枚。椅子席は弁当付きで15,000円で投票権は1枚。
フルコース料理付きで35,000円は高いのか?安いのか?と聞かれると、まあリーズナブルだとは思います。ですが、観覧だけ出来ればいい、という人にとっては食事は余計に感じるかもしれません、私のように。私は椅子席で申し込みました。知らない人と丸いテーブルで食事しても楽しくないので。
注目すべきは、VIP席とVVIP席の投票権です。この投票券が多ければ多いほど、推しのコンテスタントへ投票が出来るので、上位入賞しやすくなります。つまり1位を獲りたければ、極端な話、自分の友人知人で席を占領すればよいのです。もっといえば、たとえば資金力のあるコンテスタントであれば、自分が自腹で席を買い占め、知人に無料で配れば優勝しやすくなるでしょう。ミセスインターナショナルではこのように観客が投票できるシステムはありません。観客が投票できるのはPeople’s Choice AWARDのような、観客が選ぶ応援賞のようなものだけ、です。
もちろん、だからといって見た目が悪くてもお金さえ持っていればグランプリを取れるのか、と言えばもちろんそうはいかないでしょう。本人の美しさと努力と、資金力が必要なコンテストだな、と感じました。そして、元々応援してくれる友人知人が多くないととても不利です。単に美しくて才能が豊かなだけではだめで、友人をたくさん持ち、友人から応援される人脈力が必要になってくるでしょう。
私がコンテストに出た時は、観客は主催者が広告などで呼んでくれるのだと思っていました。がしかし、実際には出場するコンテスタントが友達を呼ぶものだと知り、愕然とした覚えがあります。私はそういった知人友人がいなかったのでどうしようかと思いました。妻にも断られました。笑。妻は平日は仕事しているので。で私はどうしたかと言うと、私の仕事のお客さんの女性に声をかけまくりました。「費用は私が払うので来てください」と。すると25人の女性が応援に来てくれたので助かりました。ですが、この25人は応援は出来るけれども投票権は持っていませんので、私の総合グランプリは完全に審査員の判断次第、と言うことになるでしょう。
コンテストに出ること自体でもお金が必要ですが、こういった観客の動員や投票権のことなども考えると、さらに資金力が要求されます。なので、ミセスユニバースに出場するには、自分で起業している女性がふさわしい気がします。単なるパート主婦が優勝するのはなかなか難しいかな、と感じました。
審査員はほとんどが企業経営者
そして驚いたのは、審査員の構成です。審査員が22名というのも凄い数ですが、そのうちの13人が企業経営者なのです。経営者は経営のプロであって、美の審査のプロではありません。ですからこの点は、純粋な美の審査だけではなく、資金援助や今後のスポンサー会社とのコラボを見越した審査になる可能性があります。
これだけのスポンサーや、応援企業を集められる大島一恵さんの人脈力は素晴らしいと思います。
出場ファイナリストは44名
地方予選を勝ち抜いて東京本選に出場する女性は合計44名。
30代部門 3名
40代部門 10名
50代部門 20名
60代部門 9名
それ以上 3名
ミズファビュラス&ミセスインターナショナルは正直集客に苦戦しているようで、地方予選もないし、本選もここまでの人数はいません。以前は50名以上はいたようですが。予選と合わせて100名ほどの参加者を集めることが出来れば、かなりにぎやかになると思います。その場合は参加費を下げ、観客を呼びやすくし、SNSやマスメディアを有効に使い、かつ、過去の出場者からの紹介制度を設けることで、増やすことは可能ですが、出場者を増やすと女性の質が下がる可能性もあります。そこは主催者の価値観と方向性によって集客方法も変わってくることでしょう。
10年前と違い、これだけ様々なコンテストが増えてくると、集客に当たって独自の価値観や理念を打ち出す必要が出てきます。そして、コンテスタントへの手厚いアカデミーや練習、キャンプの充実。実は本当に大事なことは、コンテストが終わった後のアフターフォローと実生活での活かし方。コンテストが終わった後のコミュニティーに関しては、大島さんのミセスユニバースはとても良い、と聞きます。
ミセスコンテストは、50代が充実しているようです。私のミスターコンテストも、歴代の総合グランプリは全員50代が取っています。男女ともに50代が、見た目と内面と経済力が、バランスよく輝けるのかもしれません。ここがミスコンとの大きな違いですね。ミスコンはとにかく美しさが最優先です。
審査内容にユニークなタレント審査があり
審査が始まって一番最初の項目がタレント審査です。これは正直見ていて「なんだこれは?」と思いました。まるで学芸会みたいなお遊戯なのです。ダンスしたり、紙芝居したり、お琴を弾いたり、体操したり・・・・しかも一人の時間が長い。「これ、全員やるの?」と不安になりましたが、全員ではなくて、選ばれた数人だけがやりました。おそらく事前審査で選ばれた人だけ、なのでしょう。このタレント審査はミセスユニバースにおいて、ユニークな審査項目だと思いますが、「うーん、これはなくてもいいかな」と私は思いました。
ドレス(ウォーキング)審査は短い
出場者が44名いる関係上、一人一人のウォーキングが短い。みなさん高価なドレスで着飾り、メイクやヘアも決めてきているのに、時間が短いのが悲しい。途中で休憩時間があったり、OGのウォーキングがあったりするので、その時間をもう少し削除すればコンテスタントのウォーキング時間を増やせるか?
今回の椿山荘のステージは、ランウェイの途中になんと階段があるため、15センチのヒールを履いた女性たちは、よろよろしたり、転げる人も出たりで、とても危なかった。階段はないほうがいいです。
あと、みなさんのウォーキングを見た感想ですが、あまり上手には見えませんでした。ウォーキングレッスンはもちろんやっているとは思いますが、全体的にウォーキングに力を入れていないのかな?とも感じました。ただ、OGの人たちのウォーキングは上手でした。コンテストが終わった後に、ウォーキングの重要さに目覚めて、練習を重ねてきたのかもしれません。
スピーチ審査は人生の縮図でした
ミセスユニバースの審査では、単に美しいだけでなく、人生で何を経験し、何を学び、何を行動してきたかが問われます。ですからこのスピーチ審査は上位入賞するためには超重要だと思われます。さすがに皆さん、しっかりスピーチの練習をして生きているようで、迫力のある声量で、自分の想いをお話しされていました。
今回このスピーチで感じたのは、あるパターンがある、ということです。
昔、自分はダメな女性でした。障害がありました。ガンになりました。
しかし、今はそれを乗り越え、他者に貢献していきます。
ざっくりと簡単に言えば、このパターンが多い気がします。ご本人たちはあえて不幸自慢をしているつもりはないと思いますが、あまりにもこのパターンが多いと少しうんざりしました。もっと明るく楽しく感謝に満ち溢れた過去を喋ってもいいのでは、と思いました。
ミセスユニバース2026上位3位

・1位:吉村裕子さん(山形・56)
・2位:桜井和香さん(東京・60)
・3位:大﨑マナリさん(東京・35)
1位の吉村さんは身長が171.5cmもあり、顔つきも強そうな方でした。東北出身で、かなり目立つので苦労したようです。東北では女性はおとなしくしていろ、目立つな、と言われるそうです。『あがすけ』 と言われ、「でしゃばり」と表現されていたことを、逆手にとったスピーチをされていました。
吉村裕子さんのスピーチ全文
「『あがすけ』とは山形の方言で“なまいき・出しゃばり”を意味し、出る杭を打つ戒めの言葉です。東京大会でこのあがすけの誇りを掲げ、多くの方の共感をいただいたとき、私は確信しました。周りの顔色を窺い、自分の情熱に蓋をして息を潜めているのは雪国の女性だけではない、日本中の多くの女性たちがあがすけの呪縛に囚われているのだと。私は20年間、山形で地域最大のフリーペーパーを育てて参りました、現場を歩き拾い集めてきた、女性たちの諦めや誰にも言えない本音。彼女たちの痛みは、56年間、求められる役割に収まるように生きてきた、私自身の痛みでもありました。だからこそ私は、この日本大会のステージでさらなる一歩を踏み出します。もう地方の小さな叫びでは終わらせない。こんな苦しさを次の世代に手渡したくはない。56歳の私が誰よりもあがすけになり、日本中の女性の情熱を世界につなぐ懸け橋になるのです。あがすけとは出過ぎた杭ではありません。自分を信じ、自身の殻をぶち破る誇り高き勇気のことです。女性の情熱を日本中でそして世界へあがすけを誇りに、私がこの場所から証明します」
桜井和香さんは、60代ですがめっちゃかわいい感じの女の子、って感じでした。60代であり得る?しかし娘さんは脳に障害をお持ちのようで、孤独と絶望の日々を送られてきたそうです。娘さんの勇気に支えられ、40代で看護師になり、現在も看護師を続けているそうです。
大﨑マナリさんは、衝撃的なスピーチをされました。33歳で乳がんになり、抗ガン治療で髪の毛が抜け落ち、途中でかつらを取り坊主姿に。応援が凄くたくさんあり、素晴らしいお友達に支えられているようでした。
総括

ミセスユニバースは、ミセスインターナショナルと違い、総合的なエンターテインメント力があります。集客力、スポンサー力、コミュニティー力、スタッフ力、エンターテイメント力などなど。単に女性としての美しさや魅力を審査するだけでなく、組織としてチームとして応援しながら、高めあっていく、楽しんでいく、そんな感じのコンテストでした。大島一恵さんが、かわいくて美しい。なのにやり手ですね。
